独りの日曜日と青いノートと。
元親 ミッド

日曜日。

朝、というかもう昼か。

目が覚めると、昨日の出来事が脳内で再放送。

それで一人、勝手にへこみまくりです。



笑われるかもしれませんが

これで意外と、私、気が小さいのです。



人は、自分の大好きなものや

信じているもの

大事にしているものなんかを

否定されてしまったら

どうすればよいのでしょう?



それがどうにもわからないでいて

ゆうべは大人ぶって

「そうですかぁ」とにこにこと笑顔をつくりながら

表面を懸命に取り繕っていたりして

目が覚めて、一人になって

自己嫌悪と後悔とに苛まれたりする。



さっきスイッチをいれた洗濯機が

うなりだすのを見ながら

あの洗濯機の中に

僕のこの自己嫌悪を放り込んで

ざぶざぶと洗ってしまえればいいのに。

と思った。



自分の目指す場所はよいとして

「お前が?」って

人はそれを笑うかもしれないけれど

実際に踏みしめる道をさして

否定されてしまったら

パニックになってしまって

よく晴れた日の小道を歩いていたはずが

街灯もない真っ暗やみの夜道のように

どうにも道が見えなくなってしまった。



自分の弱さに

情けないと思いながら

「何?その程度?キミの志ってのは。」と

もう一人の自分が、呆れていて

それで、また余計にへこんだりして

もう、ベッコベコです。



頭の中が、どうにもこうにも真っ白になったままで

画面はフリーズ状態で

今日のスペックは最低です。



まぁ、こんな日もあります。

というか、こんな日が結構多いです。

でも人前に出ると

平気な顔をしてすましている

かわいくない自分がいたりします。



素直じゃないんです。

弱すぎます。

へたれです。



そんなこんなで、ぐだぐだになっておりますと

洗濯機が「ピーッ!」と甲高い電子音でお呼び出し。

「お前がへこもうとなにしようとかまわねぇけど

とりあえず洗濯モン干せや。」というものだから

仕方がなくぐだぐだのまま洗濯モノを干して

あたたかいシャワーを浴びました。



とりあえず、喫茶店に行こうと思います。

珈琲を飲んで、落ち着こうと思います。

ノートは忘れずにね。

あれほどへこんだはずなのに

また、詩のようなものを書こうとしています。



へこんだ時には

へこんだ詩でも書きますか。


自由詩 独りの日曜日と青いノートと。 Copyright 元親 ミッド 2012-11-04 13:29:38
notebook Home 戻る