わたしにパイを投げつける奴
アラガイs


いらいらしてるね 。
金たまの裏側が七面鳥の皮になってる 。
山は近くて遠いから
生地の何処を探してもかくれんぼしたみたいな羊たち 。
遅れてのこのことやって来た午後の踊り場
場違いで手遅れなメヌエットだね 。
穴は息をしたがらないから
やたらこぶが突き出ては硫黄臭い
どうやら煙は鼻を刺激したんだ
七面鳥を手にして道化が近づくよ
、おまえ、縄張りに入り込むならさ
三回廻ってわんと泣けだって、 だって
おあいにく様/俺には尻尾はないんだよ
当て擦りかい
そろそろいらいらしてきたろ
ならどっちに向くのか決めろよおまえの金たま
だめだめ筋引いて虚勢を張ってちゃ
隠せばいいのよ
表だけ引き延ばせばいいの
いまに生地がパイになり
パイと灰皿が飛び交うここらが意地の見せどころかな、なんて
訳のわからないうちに穴を掘られてさ
きっと、正面に立ちふさがるのは遠くて近い山
飼われた羊もさっさと皮を剥がされ、
、誰?
勃起したままうしろからパイを投げつける奴 。













自由詩 わたしにパイを投げつける奴 Copyright アラガイs 2012-10-22 03:05:56
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