ふれる、ことすら
みい

その

夏でも長袖のシャツの中身にきょうみしんしんの あたし

だれにエッチ!とののしられても
そんなことでは、めげないんだもん


きみはどこまでいっても
世界一かわいいおんなのこ

きみがおんなのこで

心底よかった


愛って

なんだろな

もろい もろすぎてびっくりする
すぐ、くずれそうになる

だけど
意外とくずれたりしない

なるほど愛って

すごく耐える
ちょっと強いのかもしれない

ただ、

すごくこたえる



あいしてる、は からだにつまる
すきだよ、がせいいっぱいで


ふわふわのきみをぐちゃぐちゃにしたいと
つねづね、おもってるんだ

笑顔で



ああ

きみのねこになりたい

あまえてもゆるされる

きみだけのために存在するねこに

なりたいのに



ああ



きみがあたしの手を自分の手でおおって

あたしは10秒もそこにいられなかった



あたしは泣きながら言う


頑張れ、って言って。



きみは言う


ぼくも、がんばるから。

あした、きみのいないせかいで。






明日には目を閉じて

ただ、抱かれるのだ

どっかの男に




かみさま、

ねこになることくらい

たやすいでしょう?


どうして未だに

叶わないのかしら





 


自由詩 ふれる、ことすら Copyright みい 2012-10-20 22:44:48
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