冬の朝のフローリング
そらの珊瑚

冬の朝のフローリングは
薄い氷が張っている

朝一番に起きて
冷たい氷を踏むのは私の役目
ぱりんぱりんと音をたてて割り
かまどに火を入れ朝食を作る

陽が昇り
村人たちが起きる頃
フローリングの氷は溶けて
営むのにちょうどいい温度になっている

神様
明日もその役目を
私にお与えくださいますように




自由詩 冬の朝のフローリング Copyright そらの珊瑚 2012-10-19 08:27:23
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