日進月歩
ちと
新しい一年の目標は 少しずつでも成長することだった
望まなかった
それなのに
流れゆく
移りゆく
包まれて身動きひとつ とれず
見えない力にただ苛立ち
これでもか と
絞り出した声は
ただすべてを傷つけた
もっと信じなきゃ
と
小さな瞳で
声で
笑ったね
涙をこらえるみたいに苦しかった桜吹雪が
一瞬にして弾けて消えた
見えてないのはわたしのほうで
立ち止まっていたのもわたしのほう
また一歩進む
また陽が昇るように
また月が往くように
自由詩
日進月歩
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ちと
2012-10-09 23:17:00
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