横恋慕
ジュリエット




いけないことだとわかっているのに
あなたの優しさから抜け出せない私は
蜘蛛の巣にかかった蝶のようで

心の中で
小さな声で

私を見て

って叫んでる


あの子は親友
あなたはあの子のもの


お願い
優しくしないで

わかってる
叶わないことくらい


その眼差しが
その声が
その笑顔が

私を
ちょっとづつ
でも確実に
壊していく


この恋心を
この想いを

どこにぶつけたらいいのですか


私は
いつになったらあなたから飛びたてるのでしょう





自由詩 横恋慕 Copyright ジュリエット 2012-09-28 23:26:42
notebook Home 戻る