習/光と熱。力と音。
ズー


晴れてるわけじゃないのに、文通の終わらせかたをしらない女の子のことを、友達のひとりがまぶしいって顔で座薬とよんだら、女の子と文通をはじめて三年が経っていた、突き出た頬骨にできるニキビを潰すように、読んだり書いたりしている間、座薬はけつから、火のついた砂漠になって、ひどいときなんかは片足を吹き飛ばしたもんだから、数十ヤード離れたとこに、ふわふわでてくる蜥蜴の幽霊がめまいを起こして卒倒したみたいで、とうとう右足は逃げだしちゃったんだね(わらい)ってなったから、 ぶつぶつ、つまり炎症ニキビが砂にふれた額にも咲いてすぐにしおれる月面の花の品種を増やしたため、文通の終わらせかたをしらない女の子と、友達が、数種類の海水といくらかの体液をミネラルウォーター のキャップに注いだものの、やっぱり今夜も泣いてしまい、あかるいみらいとひどい詩と、 右足を抱いて、自由な電気屋さんになれる日を、夢見てしまった、と書きはじめている


自由詩 習/光と熱。力と音。 Copyright ズー 2012-09-19 23:40:39
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