友達になろうよ
TASKE

夕焼け空の下、線路沿いの道を歩いてると、金網の向こう電車が物凄いスピードで通る度に「嗚呼、こんなのに轢かれたら堪ったもんじゃねーな…」とつくづく思ってしまう

幼少の頃から絡まれてた家の事件のせいで
結果的に身内もバラバラだから
死んだら誰も骨を拾ってくれないだろうと
最近になってやっと気付くようになった

僕も、もうじき38歳
黄昏時、「終わった人間」だと思われても
何の不思議もない年頃だ

表現者って20代辺りが最もピークで
世間の注目浴び易いから
やっぱもっと早く勝負に出るべきだった…

幾ら「我が人生に一片の悔いなし」と呟いた所で
今まで悔いなしではとても語り尽くせぬ事ばかりだったし
せめてこれからの表現の中ではムリのない程度に一歩、一歩、悔いなく自分を出し切りたい

思えば自殺するなら十数年前とっくにしてた
だけど少しは現実知ってたから何とか思い留まった
気が付けば…生きていた
そのまま現在に至る

だから死ぬまで、休み、休みで全力疾走
どうにか社会の修羅場を乗り越えて、皆
もっと友達になろうよ

友達になろうよ


自由詩 友達になろうよ Copyright TASKE 2012-09-12 09:05:36
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