クラシックを聴きながら
いばら




かみさま、彼らの十字架を
どうかどうか先端を金色に光らせて


目をつむって星座をみつける
まぶたの奥
熱いたましいの燃えている火を見上げて
すべての過去に名前を与え
すべての失ったものたちにお墓をつくりたい


神様どうかどうか彼らの温室の
シーツの上に影を落とすドラセナの葉っぱ


その曲をきっと知っている
聴いたら泣いてしまう







自由詩 クラシックを聴きながら Copyright いばら 2012-09-03 21:50:12
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