白ユリの如く
Wasabi
わたしの居場所
わたしの部屋
わたしの寝息
ここなんだ
この位置なんだ!
今はっきりと判った
ほかとは全く違う 感覚
ぴったりと
わたし、置き物になったみたいで 恥ずかしい
そこにモノが置かれているみたいに
私は 貴方という萼(がく)の上に置かれる 花びら
本当という定位置
はるか古代から ずっと 決まっていたかのように
長い歴史の上に待たれたような 至福
くっきりと 線で描いたようにわかるのはなぜ
時代を越えて待ちつづけた「ふたり」という花、今
あなたとやっと 咲かせられる
自由詩
白ユリの如く
Copyright
Wasabi
2012-08-12 16:55:05
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