車で
番田 


車で
見ていた


寝そべりながら
ステンレスの
寂しい腕時計を


ありふれた
言葉を
書くことから
この詩は始まる


人は
つまらない
言葉も





手加減を知らない
ケンカの人を見た


会社や
道ばたで
そんな大人たちの姿を


機内食を
アパートで食べる


もう
ここは
アメリカではないのだが



自由詩 車で Copyright 番田  2012-08-10 02:03:39
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