哀しみ
田園

離れているほど、愛することもある。

それは幻想。

近くにいてこそ、憎しみが増す場合もある。

それは潮時。

哀しみは誰の上にも平等に降り注ぐ。

涙を隠す雨となり、

哀しみは土砂とともに流れ落ちる。

愛しわが子よ、孤独と友になれ。

哀しみにくれた時、孤独が助けてくれる。

歌を歌いなさい。

詩を書きなさい。

思い切り汗を流しなさい。

哀し、哀しとなく歌はいつか風に乗り、

あの人へ届くだろう。

君の哀しみが届くだろう。


自由詩 哀しみ Copyright 田園 2012-07-14 08:38:08
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