初夏の雫
空丸ゆらぎ

また新しい朝をもらって

水をやりすぎても花は枯れ
日照り続きでも花は枯れる

足跡を残すために砂浜はあり
足跡を消すために波が追いかけてくる

有る ということについて
猫の前足の組み方について

いってきますとただいまがドア一枚で決まるとは

一つ諦め
また新しいゴミ箱を買いに行く


自由詩 初夏の雫 Copyright 空丸ゆらぎ 2012-07-08 14:09:08
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