声の救われ
吉岡ペペロ

愛してるとか

大切だとか

大好きだとか

どれもがぼくの気持ちに

足りないようなそんな気がして


おんなの声に救われて

ぼくは明かりをつけないで

布団のうえに倒れ込む

闇に白光がまたたいている

見たことのない光景が

猛スピードで点滅している


愛してるとか

大切だとか

大好きだとか

どれもがぼくの気持ちに

足りないようなそんな気がして








自由詩 声の救われ Copyright 吉岡ペペロ 2012-07-08 11:33:15
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