想像の手を伸ばして /   それは繋がって行く
beebee






小さい頃の僕は
捜している物はいつも
手の届くところにあって
幸せだった


それが一段背が伸びた頃から
少しづつ遠くなった でも
ちょっと無理して背伸びをすると
手の先っちょが届いた気がした
僕はそれで満足して安心した


でももう一段背が伸びると
もうどんなに手を伸ばしても
届かなくなって
僕は途方に暮れてしまったんだ


その時声がしたんだ
繋いでいる手を一緒に伸ばそうって


僕は思いっきり伸ばしたんだ
好奇の目を輝かし
僕は想像の手を伸ばした


そして周りを見渡した
僕に声を掛けてくれた誰かを捜して
いつも一緒にいたのに
今は見えない誰かを捜して


それはなんだろうって思う


だから君も手を伸ばしてごらん
ほら、一緒に伸ばそう
その先の世界へ
その先のビジョンへ


一緒に手を伸ばそう







自由詩 想像の手を伸ばして /   それは繋がって行く Copyright beebee 2012-07-04 07:32:37
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