雨音がやさしい夕暮れどき。
じじ

甘い誘惑はわたがしみたいにあたしにまとわりつく
でもね、いいことないみたい
苦い薬はね、頭にくるけどいいみたい
だって、ほんとのこといわれてるもの

おとなこども人は何回もそれをくりかえしてる
いいこともわるいこともくりかえしてる
わかっててもね、分別ゴミのようにきちんとわけられない

人を傷つけて、またそれに自分も傷んでゆく
体に染みこんでゆくの

いろはにこんぺいと
星にはなれない

涙の味はしょっぱい海水の味がした。

たぶん。

おとななあたしはいまだに妖精を信じてる
バカみたいだけど
人はよりどりみどりなんだから。

雨音がやさしいゆうぐれどき。


自由詩 雨音がやさしい夕暮れどき。 Copyright じじ 2012-06-29 19:14:28
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