雨音がやさしい夕暮れどき。
じじ
甘い誘惑はわたがしみたいにあたしにまとわりつく
でもね、いいことないみたい
苦い薬はね、頭にくるけどいいみたい
だって、ほんとのこといわれてるもの
おとなこども人は何回もそれをくりかえしてる
いいこともわるいこともくりかえしてる
わかっててもね、分別ゴミのようにきちんとわけられない
人を傷つけて、またそれに自分も傷んでゆく
体に染みこんでゆくの
いろはにこんぺいと
星にはなれない
涙の味はしょっぱい海水の味がした。
たぶん。
おとななあたしはいまだに妖精を信じてる
バカみたいだけど
人はよりどりみどりなんだから。
雨音がやさしいゆうぐれどき。