細雨
朧月

雨だって
遠慮しながらふっている
細くなりながら

畑のいきものが
雫にふるえると
その色を濃くしていった

わたしは
その中にあって
ただ肩を濡らしていた

細い雨に


自由詩 細雨 Copyright 朧月 2012-06-12 08:07:14
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