失われた記憶を
番田 


うつむきながら帰り道を行く
そして どこにいくのだろう
僕には 確かな言葉もないままに
何もわからなかった
そして 路地裏にたどりつく
立ちつくしている自分を カメラに収めてみたい
長渕剛の歌を 思い浮かべながら
秋葉原の 繁華街を
浮浪者のようにさせられて 中古商品を探している
海外店舗ではパッとしなかった
無印良品に 納得させられている
グレーや白では 全く 通りで目立つことなど無いのだ
恐らく失敗することだろう
そういうことって重要だ
色や乗り心地を軽視しすぎている
日本車も 単純に性能だけを売りにはできない
得に これからの時代には



日本という国を ますますつまらないものに変えていく
グローバルな時代に貯蓄をすること自体が間違っている
インターネットは 触覚的な感覚を破壊していく
だからといって 適当なものを買えとは言わない




自由詩 失われた記憶を Copyright 番田  2012-05-02 02:14:15
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