ジュリエット



ほんとうに悲しいときは

ほんとうにつらいときは

ほんとうに苦しいときは

ほんとうに切ないときは



上を向いても

目を閉じても

涙が零れてしまうのですね



この壁を乗り越えたとき

遠くに小さく見える希望を
あなたは知っているのでしょう

胸の痛みも
また愛だということを



ほんとうの愛しさも

ほんとうの喜びも


まだまだ
ずっと遠くにあること

だから
生きていくんでしょう?

だから
死んではいけないんですよね?



一度消えた炎は
小さく
仄かに

希望の明かりを灯して
また燃えはじめた
















自由詩Copyright ジュリエット 2012-04-23 13:03:13
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