プロムナードⅡ(新しい血)
アラガイs


どこまでも拡がる宇宙の果てから
針のその先のずっと奥までが見通せる眼がほしい
火や水や風
どんな重力にも耐えてゆける変わらない筋肉と骨
未知の細菌には負けない内臓器官
見えない放射線を無害化する動脈と静脈のポンプ
痛めつけられても
傷つけられても挫けない強いこころと身体
そして
誰にも書けない
誰しもが読むことのできる新しい手
歩くことのできる足
そんなことばがほしい 。














自由詩 プロムナードⅡ(新しい血) Copyright アラガイs 2012-04-18 06:03:21
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