ガッシュ君
りっと(里都 潤弥)

日曜日の朝は理由も無いのに朝9時に眼が覚める
ようになっていてTVをつければ金色のガッシュ
君が愛らしい顔をしてがんばっている

理由があるほうが
君に逢う確率が低くなる
不法ビルがくっきり突き刺さる
青空

そんなガッシュ君はいつも若い黒髪のお兄さんと
たわむれながら眼を大きく見開いたまんま口から
なにか光を吐き出してたたかっている

僕は眼を閉じる
新幹線に被害届を提出する
君はタバコの自販機の中
複雑な銘柄になって逃亡する

ガッシュ君は柔らかい肌でお兄さんがそばにいて
それを見ている僕は一人で液体で汚れていて君に
突き刺さらない言葉を吐き出している

毎週
笑いながら財布を落とす
翌朝泣きながら携帯メールで
君に捜査を依頼する


自由詩 ガッシュ君 Copyright りっと(里都 潤弥) 2004-12-04 13:20:09
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