《絆》
HAL
大震災が起こった
多くの日本人も世界各国も
被災者に被災地に心を寄せた
だが原発から放射線が大量に飛散した
その年の漢字は《絆》と云う文字が選ばれた
そして一年が経ったが瓦礫の山はそのままに存在する
放射線量を測り基準値を越えない瓦礫をと被災地は願うのに
多くの自治体は住民の反対でその瓦礫を引き取れないままにいる
ぼくの予想通り《絆》と云う文字は結局は偽善以外の何物でもなかった
※作者より
ぼくは東日本大震災に遭われた被災者の方々の心痛がどれほどのものかは、想像しかできず、被災者の方々おひとりおひとりでその心痛は違うと想う理由でその方々を言葉にはできません。すでに投稿した《花よ》に込めた想いがすべてです。しかし、自分に火の粉が降り掛かる時、人間は本性を現すと云う偽善をまたも露呈したのは紛れもない事実だと想っています。