太陽の真下で
朧月

言葉を知らない
小さな子供は
その瞳で話する

私の心を
見透かすようにじっとみつめて
そっとこの手にふれてくる

私はまた
なにも言えずに
おそるおそる握り返す

ふりかえれば
小さな自分自身の影が
よりそっている
太陽が真上で笑った



自由詩 太陽の真下で Copyright 朧月 2012-04-04 20:42:08
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