一月
乱太郎




北風と紡いだ一月の空
背中越しから僕の肩を叩くと
うつ向いていた体内の蛹が割れて
一匹の蝶々が飛んでいった

海を渡り
消えていく

夏の蜜のある処へ


携帯写真+詩 一月 Copyright 乱太郎 2012-04-03 14:31:01
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