age37
たもつ

 
 
誰に手紙を書こうか
考えているうちに
便箋はみな鳥になって
飛んで行ってしまいました
ペンを持った私だけが
窓辺の席に座り
次の遠い春を待つ人のように
外の音を聞いたりしていました
 
 


自由詩 age37 Copyright たもつ 2012-03-30 21:54:50
notebook Home 戻る