無言のひと
梅昆布茶

まず人間であって微笑んで

はたけを耕している

最後までたがやしている無心に


野良ぎがやぶれていたってかまわない


無心はかたちや定義をこえているから

そしてひとのはたけまでもまったくかわらず

てつだうのだ


そしてすべてのはたけは作柄がいいのだ

すてきじゃあないか




自由詩 無言のひと Copyright 梅昆布茶 2012-03-02 05:22:07
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