クラブ活動
HAL

2年間の契約をした
新聞店からお礼にと
本物のビールが届いた

久しぶりだなと
夕飯を創りながら
コップに移した
冷えたビールを呑んだ

コップ半分で
浴びるほど呑んできた俺が
気持ち悪さを覚えはじめた

WHY?と独り呟いて
ガスを止め夕飯創りを辞めて
リビングのソファに移動

でも新地にあの店この店と皆勤賞
徹夜仕事をこなしたその晩にさえ
毎夜毎夜クラブ活動と称して梯子酒

そうかきっと俺は一生分の
アルコールを呑んでしまったのかと
勝手な理屈をこねながら

メルセデスSクラス2台分の
金を払ってきたこの俺が
もはや下戸と呼ばれる身か

呆然としながらザマはねえやと
ずっと酒を舐めてきた
天罰だろうとこれまた勝手な言い訳を

ポツリ


自由詩 クラブ活動 Copyright HAL 2012-02-28 18:15:34
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