【 雨宿り 】
泡沫恋歌

降り止まない雨に
舌打ちして 空を睨む
思い通りにいかないことばかり
心がざらついて
軋んだ音が鳴りだす

苛立てば
心の瘡蓋はがれていく
「いつも君を想っているから」
あなたの声が降ってきた
疲れた心に灯りが燈る

泣きたい時は
あなたの胸で雨宿り
小さな傘でも寄り添えば
濡れなくて済むんだ
もうひとりで生きられない




自由詩 【 雨宿り 】 Copyright 泡沫恋歌 2012-02-26 09:11:20
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