明日になったら
永乃ゆち

優しかった思い出や

それにまつわる様々な笑顔や話し声を

忘れたわけじゃなかった。


ただ時々蹴飛ばしたくなる。


散らかった洗濯物みたく。

転がった空き缶みたく。


少し自分を甘やかしてみた。

明日になったら

今日の自分を笑い飛ばしてやろう。


自由詩 明日になったら Copyright 永乃ゆち 2012-02-08 20:15:58
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