パットン大戦車軍団
6

寒々しい人間描写満載の戦記物に夢中になる高校生の
自意識の欠如を指摘しても始まらない
指摘しなくても始まらないが
始まると思うのが間違い
終局に向かい続ける毎日

人間を弱くする光線が
夜中に自分だけを目掛けて照射され
許されない毎日が矢のごとく過ぎ去るから
時に及んでまさに勉励しろ
と言われる

浅薄な虚栄心…

それの発露、発露としての狂態
狂態は駄目
あたまいいやつは狂態を晒さないという嫌らしさ
そんな嫌らしいあたまのよさなら捨てろ
と恨みがましい目つきで見ても無駄 捨てないから


自由詩 パットン大戦車軍団 Copyright 6 2012-01-15 20:03:21
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