ノート(手と手)
木立 悟




たくさんの波の際に立ち
波があることを喜びながら
際に立つことを問いつづけている



沈む泡 残る泡
碧と緑の輪
まわる まわる もどる



波は波の内側をゆく
砂の手は波の手をつかまえる
崩れても崩れてもつかまえる






未詩・独白 ノート(手と手) Copyright 木立 悟 2004-11-28 09:24:20
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