ぼくはだめだ

傷ついてしまった大好きなあなたを

助けてあげることもできない

あったかい言葉をかけてあげることもできない

どうしてだ

心ではこんなに

ぼくのすべてをかけてでも

あなたを助けてあげたいと思ってるのに

現実では自分のことだけで精一杯

必死に自分を守って

ぼくはばかだ

あなたのためになにかをすること

たとえそれで自分のなにかを失うことになっても

それが一番自分のためになること

あなたのためにもなることを

知らない








ぼくは

ぼくは

あなたのため

だれかのために

ずっと生きていきたい

それで自分のなにかを失うことになっても

ぼくは

後悔はしない

あなたが

だれかが

助かるのなら

ぼくは

かまわない


そうやって

生きていきたい







ぼくは

だめな

ばかな

小さな

人間だから