メメント・モリの空
こしごえ








今があるのは、過去のおかげ

未来が、ささやく
けれどその時そこに私は
いない
どうしても
いのちは

最後(悲しい事しか見えない人は悲しい人か
終わる時が、ある
自然に帰る時だ
あのむこうは未知で(ここにも死はあるが
とても
自然は自然なのに
ヒトは自然を忘れる時もある(
かなしいくらい
微笑が
無表情な)))

つらなりつながる現象と
想いはどこへ行くのか
宇宙の墓は今
過去にも今があったさあ
今は昔。遠い空の
あの人に告白されて私は
ここにいる
メメント・モリ(死を、想い忘れるな)
ああ、未来の

水のように 火のように
 変幻自在 一心貫徹。……
(私の)墓銘を全てよみ上げた無の声は
おまえさんたちは、独り、独り、だ
 からこそ御互いに
思いやる事だ、とそれぞれへ目を配る
ひんやりと底も無くすれちがう者たちへ
在る事の難しさ(ありがたいょぅ)
黙礼を交わす死と生の
いちるのこころ








自由詩 メメント・モリの空 Copyright こしごえ 2012-01-01 08:47:37
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