流れる希望
朧月

去年からやってきた水で
シャワーをあびました
私の皮膚がはじいた水は
いったいいつへゆくのでしょうか
容赦なくすぎる日は
わたしたちのあらゆるものを
減らしていきます
私たちもまた
食い荒らしていきます
小さくなった私の分身は
庭の石の下で待っています
希望がふるのを


自由詩 流れる希望 Copyright 朧月 2012-01-01 00:26:25
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