永久欠番
はだいろ


ぼくのパジャマに
お母さんが縫い付けてくれた
背番号
ぼくの好きだった数字は

曲線と
直線のラインが
きれいだったから


お父さん
お母さん
夢の中の授業参観では
ぼくは
真っ先に手を挙げて
夕ご飯がどんなに嬉しいかという
詩を読んだ
先生は
涙ぐんで褒めてくれたね


もう袖の通らない
あのパジャマ
どこに行ってしまったんだろ







自由詩 永久欠番 Copyright はだいろ 2011-12-26 20:13:17
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