忘年会
チアーヌ

あなたが今夜あの子に目をつけてることは
すぐにわかるよ
わたしの前でも堂々とやるんだね
それとも気がつかないとでも思ってるのかな
まぁどちらでもいいや
そうかあの子ですか
顔も学歴も体型も
わたしよりちょっと上かなあ
なんてくだらないこと考えて
内心いじけてみる
でもみんなとやってるよ
知ってるかそんなことは
あなたはねここで7番目くらいだよ
まぁでもわたしとあの子は変わらないってことか

おっぱいの間から携帯取り出して
彼氏に電話しようとしてるのを
さっきからちょっかいだして
邪魔してる
あの子もあなたのこと
まんざらでもないよ
たぶん

二次会が終わって
あなたはあの子と消えてった
わたしも帰ることにする
後ろをついてきた男の子は
最初からわかってたみたい

「コーヒーでも飲んでさましていけば」
うんそうだねそうしよう
男の子の小さな部屋は安心できるから
好き
だから
コーヒーのついでにセックスしよう
いっぱいキスしてね




目を閉じると白い光





自由詩 忘年会 Copyright チアーヌ 2004-11-26 09:46:40
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