赤い砂漠
faik

赤い砂漠をトボトボと

白いドレスの女は行くよ

背中に担いだ木の十字架は

太陽に焼かれ暗の暗くらのくら

既に神は干からびたもうた

軽い軽い炭のクロス

蜃気楼のお城目指して

女は行く行く 何処までも

全て嘘と気付いて尚も

歩む足はもはや狂気だ

何も生み出しやしないのに

誰も救いはしないのに


自由詩 赤い砂漠 Copyright faik 2011-12-13 01:13:18
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