うしを
古月


牛をひらひらき、うちうちをたて
かがかえりみへ、かかははくるゑ
むこう三げんみるみる焼けの
どうど、うどどど、どういたしまし
どうま、うまうも、もうどうしょうもな

しろいてらてら、あれこい幟
赤くなったり青くなったり
うぞうそうそうず、おぞましききし
も川にしたるるなんじゃらかんじゃら

みやる、うわいる、めくいわゆわる
えにしおすおす、うしのめすめす
もうず、そうずる、うぞうそう、うす
うし、うじしらひ、牛びらき

猫たま、象ひ、あお魚いき
ゑびす、ゑゑびす、何うして赤い
血ぬま、針やま、やけ鏝、にえ油
みなこのしたいおしろいのした、井


自由詩 うしを Copyright 古月 2011-12-09 21:10:46
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