煮詰めてみたい
花形新次

君が味噌汁を作るたびに
君がクリームシチューを作るたびに
君が鍋焼きうどんを作るたびに
君が本格的インドカレーを作るたびに
僕はそれを煮詰めたいと思うんだ

君が風呂に浸かるたびに
君がコーヒーを入れるたびに
君が牛乳を注ぐたびに
君のパンティを見るたびに
僕はそれを煮詰めたいと思うんだ

ああ
わからないのかい
僕は変態なんだよ
君に関係するものは
すべて煮詰めてみたいんだよ

君がピアスをつけるたびに
君が指輪を外すたびに
君が鞭を持つたびに
君がムダ毛を処理するたびに
僕はそれを鍋で煮てみたいと思うんだ

気を抜いてはいけないよ
冗談だと思ったら大間違いさ
周りを見回して誰もいなかったら
僕は本当にやりかねないんだよ
この頃やっと寒くなってきたしね

ああ
まだわからないのかい
僕は変態なんだよ
君に関係するものは
すべて煮詰めてみたいんだよ

君が嘘をつくたびに
君が真実を語るたびに
君が股を開くたびに
君が股を閉じるたびに
僕は君を煮詰めたいと思うんだ

僕は君を煮詰めてみたいんだ
僕は煮詰めてみたいんだ
僕は煮詰めてみたいんだ


自由詩 煮詰めてみたい Copyright 花形新次 2011-11-24 22:20:19
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