芳香
yuugao
確かな哺乳瓶の感触。
夜間ではない
それ以外の時間に発行される
私の所在証明書。
辺りの蕾からは
微かな予感の香り。
庭に放たれた獣と
ここにいる私との間には
不釣合いを陵駕する何かが
確「実」に隠されている。
自由詩
芳香
Copyright
yuugao
2011-11-14 22:45:23