たんぽぽの詩
吉岡ペペロ

今朝

息子を起こすと

たんぽぽの詩を書いている夢を見ていたのだと言う

息子はつめたい目をして宙をにらんでいる

どんな詩だったのかは思い出せないのか

それとも説明するのがめんどくさいのか


じぶんが小二のとき

そのある朝を思い出していた

世界には緊張と発見と

空想と正義だけがあった


今朝

息子を起こすと

たんぽぽの詩を書いている夢を見ていたのだと言う

息子はつめたい目をして宙をにらんでいる

どんな詩だったのかは思い出せないのか

それとも説明するのがめんどくさいのか








自由詩 たんぽぽの詩 Copyright 吉岡ペペロ 2011-10-28 22:09:45
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