秋の土手
番田 


詩はいつも
死んだように
思いを 無くした
見えない感覚なのだろう


私は 見た
いつも それを
川の 畔に 腰を 下ろして
一人で 見ていた


なぜ それを思う必要があるのだろうと
季節の中で 好きであろう人と手をつなぎながら
帰る道を探した


それは 遠すぎる記憶だった
見知らぬ国の 飛行場で
次の国へと 旅立つ時を 待っている



自由詩 秋の土手 Copyright 番田  2011-10-03 13:36:17
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