草野春心



  冬の浜辺の
  一本の髪の毛を
  さびしさ


  と、読んだあなたの
  ほんとうの名や
  構成物などを
  とんと知らぬぼくを、
 

  つぎの光が
  波間にひらめく刹那
  あなたが
  なんと
  読んでくれるのか





自由詩Copyright 草野春心 2011-09-29 18:16:10
notebook Home 戻る