七部丈の疑念
yuugao

息を転がして
そして
その息にケ躓いて

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ひとりと一つは
冠を被った泡の髑髏
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二重が物語るものは
今からを懐かしむための銀幕
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飛び散りを得ることとなった
傷ついた三銀
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最初だけの交差が認められた
糸目のメッキ四筋模様
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下からの照明を遮るための
五本の柱
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既に暴かれていた粉末の
均衡に並んだ六角形の箱
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駄足に富んだ七つめの
煎餅と落花生の粉
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爪の長さの後ろ盾を受けて
幾つかの
足らず、届かずな
七つをもってして
せめてもの一を越えようと
一線状へと現れていく


自由詩 七部丈の疑念 Copyright yuugao 2011-09-06 21:54:07
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