恋歌
梅昆布茶

君は僕の一部ではない

ぼくも君に所属しない

宇宙にはかたちがない

愛には終わりがない

君には胸がない

ちょっとしょこたんにも似ている君に
キスしたい

夜の灯りがともるまえに

ざわめく街角の片隅で
ぼくは君を待っています

コールドプレイの切ないギターが
虚空に
のみこまれてゆくけど

君とぼくの間によこたわる数億光年の闇を

ぼくは大切にして生きて行く

僕は地を這うコウモリ
山奥の郵便ポスト

きのこの山守
堕ちた天使

偶成の徘徊者
単音のギタリスト

僕のフレーズが君に届けば

いつかは少しは愛してもらえるようになるかなぁ…



自由詩 恋歌 Copyright 梅昆布茶 2011-09-06 04:04:26
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