好きなひと
ジム・プリマス

好きなひとに
ぶしつけな手紙を
送りつけた
喜劇のような悲劇的予感
一線を踏み超えた僕に
僕の女神は微笑んでくれるだろうか
このことで
あのひととの関係が
気まずくなっても
後悔はしない
何も伝えないままの方が嫌だ
僕はあのひとのことが好きだ
もう僕は
あのひとの背の高さじゃないとだめだし
あのひとの喋り方じゃないとだめだし
あのひとの仕草じゃないとだめだし
あのひとの髪じゃないとだめだし
あのひとじゃないともうだめなんだ
この気持ちは変えられない
あのひとの若さに
多分に魅かれていることを差し引いても
この気持ちはもうブレたりしない
哀しいくらい
僕はあのひとを愛しています


自由詩 好きなひと Copyright ジム・プリマス 2011-08-31 04:14:30
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