あやをまもる
吉岡ペペロ



だれもあやのことを

あやとはよんでいなかった

それにもめげずにあやはあやだった

あやはなんでじぶんのことを

あやとよんでいたのだろう


あやのぼくがクラスメートだったなら

せんせえにおこられても

ともだちにからかわれても

あやをあやとよんだだろう

いっしょにまっすぐてをあげながら

おうだんほどうをわたっただろう

くるまやかなしみから

ぼくはあやをまもっただろう

あやのメルヘンを

ぼくはまもりつづけていただろう


だれもあやのことを

あやとはよんでいなかった

それにもめげずにあやはあやだった

あやはなんでじぶんのことを

あやとよんでいたのだろう


携帯写真+詩 あやをまもる Copyright 吉岡ペペロ 2011-08-27 22:02:01
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