みち
Giton
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ひとが歩けばみちは出来る
あてどなくさまようてもみちは出来る
みちと迷いみち見分けるすべもなく
どこへ誘いゆくのか迷い人のそま
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みちがあるから人が往き来するのではなく
人が往き来するから足跡がみちになる
人に踏まれれば草木は枯れて譲り
草木がみち塞げば人は引き返す
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やがて日は暮れ遥かの尾根にひとすじの灯り
行き急ぐ旅人にこの声は届かなくとも
木間綴り行く光は迷うこと知らに
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動くこと知らぬ木々はただ風にそよぎ
止まること知らぬ人は行く手に目を凝らす
木間綴り行く光は迷うこと知らに
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