清涼
朧月

ろ過していったらどうなるだろう
なにが残るだろう
周りにギトギトした
ヨゴレをつけながら
こされてゆく
わたしという成分

少しぐらい
優しさとか 思いやりとか
あるのだろうか あってほしい

濁っているだろうから
もっと もっと もっと
綺麗にして

最後の
一滴になれたら
あなたの喉を流れます

きっとそれが幸せだとおもう



自由詩 清涼 Copyright 朧月 2011-08-13 08:29:20
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