もういないのに
はるな


影の濃くなる季節には男物のシャツを着て立っていた君

アスファルトさえ色づいて騒がしいから両の耳ふさぎたくなる

日に一個積む諦めの白々しくかがやく三百六十個目



短歌 もういないのに Copyright はるな 2011-07-14 13:49:02
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ちりぬるを